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現代人にとってスマートフォンは欠かせない存在ですが、歩きながら操作する「歩きスマホ」が増え続けています。
周囲への危険性が指摘されることが多いですが、実は体にもさまざまな悪影響を及ぼしていることをご存知でしょうか?
姿勢の崩れや視力低下、肩こり・腰痛など、知らず知らずのうちに健康を損ねている可能性があります。
この記事では、「歩きスマホ 体への影響」をテーマに、そのリスクと具体的な対策について詳しく解説します。
健康な体を保つために、正しいスマホの使い方を考えてみましょう。
歩きスマホによる姿勢の崩れ
歩きながらスマホを操作することで、頭が前方に突き出し、猫背になりやすくなります。
この「ストレートネック」と呼ばれる姿勢は、首や背中に不自然な負荷をかけ、慢性的な不調を引き起こす原因となります。
また、前かがみの姿勢は呼吸が浅くなり、自律神経のバランスを乱す可能性もあります。
日常的に歩きスマホをしていると、姿勢が固定化され、正しい立ち方や歩き方を忘れてしまうリスクもあるのです。
肩こり・首の痛みが慢性化する理由
スマホを見る姿勢は、首を下に傾ける状態が長時間続くため、首や肩の筋肉に大きな負担がかかります。
特に歩行中はバランスを保とうと無意識に筋肉が緊張し、疲労が蓄積されやすくなります。
その結果、肩こりや首の痛みが慢性化しやすくなり、ひどい場合には頭痛や吐き気を伴うこともあります。
歩きスマホの習慣を見直すことで、こうした体の不調を軽減することができます。
目への負担と視力低下のリスク
歩きスマホでは、視線が常に近距離に固定されているため、目の筋肉が疲労しやすくなります。
さらに、屋外での光の反射やまぶしさによって、目に過度なストレスがかかることもあります。
この状態が続くと、ピント調整が難しくなり、視力低下を招く原因になります。
また、ブルーライトの影響も受けやすく、ドライアイや目のかすみなどの症状を引き起こします。
転倒や事故によるケガの危険性
歩きスマホは、周囲への注意力が著しく低下するため、転倒や衝突などの事故リスクが高まります。
段差や障害物に気づかずつまずいたり、人とぶつかってしまったりと、日常の中に多くの危険が潜んでいます。
実際に、歩きスマホによる事故で骨折や打撲を負った事例も多数報告されています。
身体的なケガだけでなく、周囲への加害者になるリスクも忘れてはなりません。
集中力の低下と脳への影響
歩きながらスマホを操作する行為は、いわゆる「マルチタスク」に該当します。
一見同時にこなせているように見えても、脳には大きな負担がかかっています。
この状態が長く続くと、注意力や集中力が低下し、物事への没頭が難しくなります。
また、常に情報を追い続けることで脳が休まらず、疲労感やストレスが蓄積していきます。
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歩きスマホを防ぐための習慣づくり
歩きスマホをやめるためには、日常のちょっとした意識改革が必要です。
たとえば、通知をオフにしておく、返信は立ち止まって行う、移動中は音声案内やワイヤレスイヤホンを活用するなどの工夫が効果的です。
また、スマホをすぐ取り出せない場所に収納することで、使用頻度を自然と減らすことができます。
「ながら行動」を減らすことで、心身の疲労も軽減され、集中力や健康状態の向上にもつながります。
まとめ
歩きスマホは単に危険な行動であるだけでなく、体にも多くの悪影響を及ぼします。
姿勢の崩れや目の疲労、肩こり、事故のリスク、脳への負担など、さまざまな健康リスクが潜んでいます。
日常的にスマホと上手に付き合うことが、健康維持の第一歩です。
便利さと引き換えに失うものがないよう、スマホの使い方を今一度見直してみましょう。
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