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AGA(男性型脱毛症)の進行が進むと、内服薬や外用薬だけでは効果が見られにくくなることがあります。
そんなときに有力な選択肢となるのが「自毛植毛」です。
これは自分の健康な髪の毛を薄毛部分に移植する治療法で、定着すれば自然な毛髪が再び生え続けます。
本記事では、AGA治療として注目されている自毛植毛の仕組み、施術方法、メリット・デメリット、費用相場などをわかりやすく解説します。
最終手段ではなく、確実性を求める方にこそ選ばれている治療法を詳しく見ていきましょう。
自毛植毛とはどんな治療法か
自毛植毛とは、後頭部や側頭部などAGAの影響を受けにくい部分の毛髪を採取し、薄毛が気になる部位に移植する外科的治療法です。
植毛された毛根が生着すれば、通常の毛髪と同様に自然に伸び続けるため、高い満足度が得られます。
医薬品に頼らず、物理的に薄毛をカバーする方法として、特に進行したAGAに対して有効とされています。
代表的な施術方法とその違い
自毛植毛には大きく分けて2種類の施術方法があります。
● FUT(ストリップ法)
頭皮を帯状に切り取って毛根を採取する方法。
大量の移植が可能ですが、傷跡が残るリスクがあります。
● FUE(ダイレクト法)
専用の器具を使って毛根を1本ずつくり抜いて採取。
傷跡が目立ちにくく、自然な仕上がりになりますが、時間と費用がかかる傾向があります。
それぞれに特徴があるため、症状や希望に応じて選択することが大切です。
自毛植毛のメリットと効果
自毛植毛の最大のメリットは「定着すれば一生自分の髪が生え続ける」点です。
薬による効果に頼らず、物理的に毛を増やすため、確実性が非常に高いです。
さらに、自分の毛を使用するため拒絶反応がなく、仕上がりも非常に自然です。
施術後は普通の髪と同じようにカットやスタイリングも可能になります。
デメリットと注意点について
一方で、自毛植毛にも注意点があります。
まず、外科手術である以上、痛み・腫れ・内出血といったダウンタイムが生じます。
また、費用が高額であり、施術範囲や本数により価格が大きく変動します。
さらに、毛根がきちんと定着しないケースもゼロではなく、全ての人に100%の効果があるわけではありません。
信頼できる医師のもとで行うことが重要です。
施術の流れとダウンタイム
施術の一般的な流れは以下の通りです。
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カウンセリングと診断
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採取部位と移植範囲の設計
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採取・毛根の分離作業
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移植の施術(数時間〜半日)
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アフターケアと経過観察
施術後は数日間の腫れや赤みが見られますが、1週間ほどで回復します。
植毛した毛は一時的に抜け落ちた後、3〜6か月かけて再び発毛します。
(※イメージ図)
費用相場とクリニックの選び方
自毛植毛の費用は、1,000グラフト(約2,000本)で50万〜100万円が相場です。
FUEの方が高額になる傾向があります。
価格だけで選ばず、医師の技術力や実績、カウンセリングの丁寧さを重視しましょう。
実際の症例写真や口コミを参考にし、無料カウンセリングで信頼できるクリニックを見極めることが成功のカギです。
■ まとめ
AGA治療としての自毛植毛は、高い効果と自然な仕上がりが期待できる方法です。
進行した薄毛にも対応でき、定着すれば薬に頼らず自分の髪が再び生えてくるという大きな魅力があります。
ただし、費用や術後のダウンタイムなどのデメリットもあるため、事前にしっかり情報収集し、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。
自分に合った治療法として、自毛植毛を選ぶ価値は十分にあるでしょう。
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